2008年05月20日 コメント (7)

トレーニングが始まる

これまでに何度も紹介してきましたが、モユルは自閉症との診断(このあたり参照)を受けました。

この数ヶ月、モユルは保育園に通い始め、僕たちは両親クラスなどで勉強をしてきました。そして今度は、モユルのトレーニングが始まりました。スウェーデンではこれをHabiliteringハビリテーリングと言います。「リハビリテーション」ではなく、「ハビリテーション」です。

分かりやすく言うと、「リハビリ」は事故などで障害を抱えた機能(以前は有していた)を回復するための訓練を指し、「ハビリ」は元々は有していない機能(もしくは苦手な事柄)を発展+強化して、生活を円滑に行うために行う訓練です。

これまでの面談などで、当面の目標が決まりました。「他の子が一緒の中でも意思表示をできるようにする」+「スウェーデン語をもうちょっと使えるようにする」のふたつ。はっきり言って超簡単な課題です。しかし、モユルの様な自閉症を抱えた子には十分なほどの難題なのです。これらを少しずつ出来るように練習していきます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

場所はストックホルムにある自閉症児センター。言語療法士と心理療法士が担当で、参加者は僕たち家族4人全員と、モユルが通う保育園のティーナ先生(保育園での仕事は休みを取っています)。ティーナと一緒に電車に乗って来たので、モユルはもの凄く嬉しそうでした。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

トレーニング内容はこんな感じ。目の前の先生の手に、モユルが遊びたい車のオモチャがあります。

モユルが「くるま(ここではスウェーデン語)」と言えたら、褒めながら渡してあげる。これだけ。ただし、モユルはなかなか言えない。

先生がまず「くるま」と言いながらモユルに渡します。何度も、何度も繰り返します。必要なら200回でも繰り返すとか。しばらく続けた後、今度はオモチャだけを見せて、モユルの反応を待ちます。質問したり、話しかけたりはしません。モユルの反応を待つ。でも、まだ言えない。そしてまた「くるま」と言って渡す。

そのうち、モユルは小さい声で「く、くるま」とすごく恥ずかしそうに言えることが。そうしたら、皆でたくさん褒めてあげる

単純です。根気はいるけどね。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

モユルは、こういうオモチャを大好きなので、飽きずに繰り返すことができます。自閉症の子には一般的な特徴です。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

これも同じ。「ボール」と言えたら渡してあげます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

チューブの中をグルグルと転がり落ちてくるのが面白いオモチャ。チーちゃんも参加中(笑)。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

モユルの診断結果から苦手な事が分かっている、模倣のトレーニング例。

先生と同じレゴブロックを、

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

先生がやったように、下の箱の中に落とします。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

なんとこれは、ご褒美付き。

モユルの好きな食べ物を持ってくるように言われていたので、リンゴをたくさん持っていったのですが、今一つの反応。そこで、部屋に用意されていたM&M´s(チョコレート)を出してみると、効果てき面。もう喜んで真似をします(笑)。

真似する→褒める→ご褒美。これを繰り返します。ご褒美をもらうために真似をするとなってしまいそうですが、まず行動をさせるという、きっかけ作りには強力な方法ですね。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

ティーナ先生に交代。複数色のブロックを並べて、同じ色のブロックを箱に落とすという様に難易度がちょっとアップ。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

ご褒美をもらえることだけではなく、ハンドル(人形の腕)を下げるとチョコが出てくることも楽しんでいます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

机からちょっと離れたところに移動した箱へ、モユルもちゃんと投げ入れました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

そして、また褒めてあげます。照れているけど、嬉しそうなモユルの表情がわかりますね。こうやって少しずつ自信を持たせていきます。

お気付きの方もいるかと思いますが、この自閉症センターで行う訓練は、モユルの為ではありますが、モユルの為のトレーニングではありません。日々の生活の中で、モユルが意識せずに苦手な点を伸ばすことを手助けできるように、僕たちやティーナ先生を訓練しているのです。これが週一回のペースで来月まで続きます。

僕たちはここで学んだ考え方などを今後に繋げていくようにし、モユルはいつも通り、遊んでいれば良いというわけです。

そうそう、この日の晩の歯磨きは、いつもよりも念を入れてしっかりと行いました。ちょっとカロリー高すぎの訓練方法でした(笑)

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2008年06月20日 コメント (5)

夏至祭

夏を祝う伝統行事であるスウェーデンの夏至祭がちょっと早く行われました。モユルの通う保育園を含めて、周辺の園児たちが大集合。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

皆で手を繋いで丸い輪っかになります

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

そうして、このメイポール(夏至の柱って言えばよいのかな)の周りを歌ったり踊ったりしながら回るのが夏至祭の祝い方。派手さが全く無く、素朴で良い。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

子供ばっかりなのでとてもカワイイ。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

モユル(緑の帽子)も初めて参加。ティーナ先生としっかりと手を繋いでいます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

手拍子。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

しゃがむ。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

両手を上に。
ティーナ先生と、周りの皆の真似を頑張ってしているモユルを見て、僕とママは感激。極々簡単な事だけど、自閉症のモユル(ご存じなかった方は、この辺を参照してください)にとっては非常に苦手な事なのです。以前だったら、立ったままで何も出来なかったので、一緒にやっているだけでも素晴らしく感じてしまいます。

でも、他の皆よりもタイミングが遅いので、遅れて手が上がる(笑)。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

腰に手を当てて、ステップ。おおー、良いねー。

カメラ: Sanyo Xacti DMX-CG6

久しぶりの動画です。1分40秒。音声が出ますので、再生時にはご注意ください。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

お疲れ様ー。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: EF24-105mm F4L IS

さあ、保育園へ帰るよ~。これから昼食です。

スウェーデンは夏至の日を境に、本格的な夏休みシーズンが始まります。

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2008年10月21日 コメント (14)

ビザを更新!

当初、この秋を最後に日本へ帰国する予定でした。

しかし、計画を変更して、スウェーデンにもう一年滞在することにしました。その為には移民局に滞在許可証の延長を申請しないとなりません。5月終わりに申請書を提出して、やっと受理の知らせが届きました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

査証をパスポートに貼ってもらうために移民局へやってきました。待ち時間がめちゃくちゃ長いので、パパが朝一番にでかけて先に番号札を確保しておきました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

滞在を延ばすことにした最大の理由は、モユルのこと。

自閉症だということを、これまでに何度も当ブログ上で紹介してきましたが、1月から保育園に行くようになって、見違えるほどの成長を実感しています。

可能ならば現在の良い環境を変化させない(仮に帰国した場合、モユルを取り巻く環境は激変します。自閉症の子には非常に大きなストレスを伴う状況)で、もうしばらくモユルを導いてあげたい(急成長している今が一番大事な時期)と考え始めました。

担当の先生や、保育園のティーナ先生などにも相談したのですが、意見は同じ。可能ならば現在の環境を保ってあげたい。そこで、関係各所にも協力(そんなに大層なことはしていませんが)を仰いで滞在延長を申請することになりました。

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こちらが新しい査証。毎年のように手こずっていた写真撮影(参考例)も、今年は初めてすんなりとパス。昨年から係官の操作によって、その場で撮影(EUでの決まりらしく、カメラが備え付けられている)しないとならなくなったので、無事に済むかハラハラしていたので一安心。

ということで、新しいビザをもらうことができました。帰国後の活動スタート(僕のこと)がちょっと遅れますが、まあ良しとしましょう。

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2008年10月23日 コメント (11)

モユルが描いた絵

さて今回は、親バカ度満点の企画ですよ(笑)!

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ちょっと頑張っちゃいました。ぜひ、ご覧ください。


FLASHで作ったお絵かき帳。モユルのサインをクリックしてスタート。動きが止まったら、またマウスを画像上に持ってきてクリックしてみてください。(音は出ません)

お楽しみ頂けると嬉しいです。

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登場した車輛について、ちょっと解説。

これはストックホルム中で走っている二両編成の路線バス。なかなかの観察力です。

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こちらはストックホルム近郊を南北方向へ走っていく列車。


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スウェーデンを代表する高速鉄道X2000。最近は車内で高速インターネットを使える。スウェーデン国旗が付いているのがポイント(もちろん、本物には付いていません)

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

モユル氏のアトリエ。ちょうど鉛筆を削っているところ。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 80mm F2.8 T*

追加。
保育園で作ってきた、おうち。なるほど、庭には芝が欲しいわけですね(笑)。

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2008年12月13日 コメント (4)

早朝にたたき起こされて

ついに聖ルシア祭の朝がやって来ました。ルシア祭はスウェーデン独特のもの(そう思っていたら、北欧の他国でも行うところがあるみたい)で、クリスマス直前の大きなイベントです。

簡単に説明すると、「スウェーデン全土で、頭にロウソクを立てた女性が出没し、厳かな雰囲気の中でルシア隊の綺麗な歌を聴きながら、朝の時間を過ごす」という感じでしょうか。え、ちょっと違う(笑)?まあ、概ね正しいでしょう。とりあえず、素敵な風習だと僕は思います。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T*

こども達の行うルシア祭に初めて参加することになりました。保育園への集合時間は、なんと朝の7時!!日の出まで1時間半以上前の真っ暗な中、登園しました。

こども達は既に準備が整っているようですね。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

親や兄弟姉妹の前で歌うこども達。ヘタッピ具合がすごく可愛い。
注:他のこども達には、のっぺりとした表情となるように画像修正を施してあります。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T*

ママは嬉しそうに歌っているモユルを見て感激して泣いてしまいました。

初めての催しで、他の子と手を繋ぎながら歌う事などは、一年前だったら出来なかったことでしょう(ご存じない方へ。モユルは自閉症の男の子です。他者とのコミュニケーションが非常に苦手です。関連記事をまとめたページをご覧ください)。毎日、家でも練習していたくらいなんですよ。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

子供用のルシア冠。これなら安心です。大人の聖ルシアは、本物のロウソクを5本、頭の上に立てます。蝋がたれまくりますし、予備知識0で見ると恐いでしょうね〜。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

この子が付けている冠は、全部布地で出来ていて可愛い。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

歌が終わった後は、お待ちかねの休憩時間。ジンジャークッキーなどを食べてお喋りします。ちなみにモユル君の服は、Pepparkaksgubbe。直訳するとジンジャークッキーおじさん、かな。ボーイ/少年、でも良さそう。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

始終ご機嫌が悪かった、ミチカさん。まあ確かに6時半にたたき起こされちゃあ、機嫌も悪くなりますね。。。シワシワだし(笑)。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

クッキーやパンを食べて、少しは落ち着いたかな。モユルはやたらと元気そうですね(笑)。

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2008年12月23日 コメント (3)

本の表紙になります

「子供の秘めた才能をイメージさせる写真」という条件付きの依頼が、早川書房から飛び込んできました。ふむふむ、ちょっと興味深い話です。しかし、もう一つの条件がちょっと難しい。

「顔が見えないもの」。

僕は自他共に認める親バカ写真家ですが、後ろ姿を意識して撮ることはほとんど無いことに気付きました。いかにして前側に回り込み、表情を写すかに命をかけていたからです(笑)。

とりあえず、過去の写真ライブラリから、独断と偏見で条件に合いそうな物を選んでみました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Planar 50mm F1.4 T*

5歳になる直前の春。もうちょっと道が長く先まで伸びていると良いかな。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Sonnar 85mm F2.8 T*

去年の夏。何を見つめているのでしょうか。

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カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Distagon 18mm F4 T*

ミチカ誕生の三日前。二歳になったばかりだけど、もうすぐお兄さんです。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Sonnar 85mm F2.8 T*

保育園でも、よく遊びに連れて行ってもらう林の中へ。今年の春。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Sonnar 135mm F2.8 T*

タンポポを吹く口元が可愛い。去年の7月末。
良い感じの写真ですが、思いっきり顔が写っていますね(笑)。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T*

3ヶ月前、落ち葉の中で。これはシルエットの様にも見えるから選んでみた。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Zeiss-Opton Tessar 80mm F2.8

一年前。結構好きな写真。この先には何が待っているのかなー?

お待たせしました。採用された写真はこちら!
パンパカパーン!

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カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Distagon C 60mm F4

湖畔に佇むモユル4歳。
顔どころか、性別や国籍も分からず完璧です。
しかも、ハッセルブラッドで撮った写真!

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「ぼくは考える木」
ポーシャ・アイバーセン 著 小川 敏子 訳
早川書房 発行
2009年1月7日 発売

Portia Iversenの「Strange Son(変わった子)」という、アメリカのノンフィクションの日本語版。自閉症の子を持つ、アメリカとインドの二人の母親の物語。まだ僕も読んでいないので、内容は良く分かりませんが、「ジュリア ロバーツ主演で映画化予定」と聞くと、意味無く期待が高まります(笑)。←単純。

今回の依頼と自閉症の話というのは、たまたまみたいですが、こういう本に関われてちょっと嬉しいです。ぜひ、ご購入下さいね。映画化後だと、表紙がジュリア ロバーツと差し替えになる可能性必至ですので、お早めに(笑)。

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2009年01月07日 コメント (9)

本になりました「ぼくは考える木」

日本から荷物が届きました!新居に初めて無事に届いた郵便物(その前は隣の家に届いた)なので嬉しい。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

中身は本。先日も少し紹介しましたが、モユルの写真が表紙になった「ぼくは考える木」という本です。発売前に現物が到着しました。まさかこんなに厚い本だとは(500ページ超)!

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

おっ、カバーを取っても、まだモユルがいますね。僕はまだ読み始めていないのですが、カズエママは一気に読み切り、「特に重度の自閉症を持つ親御さんに、大きな希望をいだかせる素晴らしい内容だ」と感動したそうです。

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「ぼくは考える木」
-自閉症の少年詩人と探る脳のふしぎな世界

ポーシャ・アイバーセン 著 小川 敏子 訳 早川書房 発行
amazon「ぼくは考える木」

たくさん売れても僕たちに影響はありませんが、多くの方にご覧頂けたら嬉しいです。当ブログ読者の皆さんは必ず購入すること!なーんてね(笑)。

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2009年02月23日 コメント (3)

トレーニングの日

ファニチャーフェアに皆で出かけた日の朝は、モユルのハビリテーリングの日でもありました。朝9時にストックホルムにある自閉症児センター集合。

注:ご存じなかった方へ
モユルは自閉症と診断(参照リンク)されました。時々、自閉症児センターへ出かけて、ハビリテーション(リハビリテーションとはちょっと違います)の為のヒントを受けています。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

保育園へ通うようになってから、色々と大きく成長しているのが分かります。保育園での日常も担当の方々に視察してもらっていたのですが、次ステップに移ることになりました。

目標は「自分の意志を示す」こと。簡単そうですが、自閉症の子には結構難しいことなんです。そういう点を補強してあげるのがハビリテーション。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

「OXさん、何々色のお手玉をください」と言えたら、それを持ってベンチの上を歩いて、向こう側にある箱に入れる、という単純な遊び。

ベンチの上を通って遊びたい

どうやら、お手玉を持っていれば良いらしい

もらいにいこう。

自分のしたいことの為に、自分から行動することを促すトレーニングです。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

ミチカは、黙々と遊んでいました。遊び道具がたくさんあるからね〜。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

これはカード遊びを利用したトレーニング。ティーナ(保育園の先生。一緒に来た)先生に、「ティーナ、何それをしている、OXのカードが欲しいです」と言うと、カードをもらえる。
「青のカードが欲しいんだねー!」と、モユルが何かを言う前に渡してしまうのではなく、モユルの指示を待ちます

もうちょっと発展すると、「何色の、何それで、こういう遊びをしている、何色の、誰それ」と難しくできるのかな。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

興味津々のミチカが、じりじりと寄ってきました(笑)。

家庭の中で出来ていることでも、保育園など普段と違う場所でも同じように出来るように、モユルを助け導いてあげる、というのが僕たちの役目です。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

トレーニング終了後。廊下には色々なオモチャがあるので、すぐには帰らせてくれません。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

アイロン掛けが始まったようです(笑)。

今回、ちょっと驚いたのが、モユルがスウェーデン語を随分と話すこと。いつも一緒にいるティーナ先生の前だからこそ、恥ずかしがらずに喋るのだろうけど、som(英語のas)とか関係代名詞などまで使い始めています。僕の中では、既に高度なスウェーデン語領域ですよ(笑)。

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